仕入れ個数の目安について

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質問:できるだけ多く仕入れて利益を最大化したいのですが、何個まで仕入れて良いか、仕入れ個数の目安はありますか?

仕入れ個数の目安について

利益商品を見つけた時に、多く仕入れ過ぎると売れるまでに時間がかかり、少なく仕入れ過ぎると儲け損なってしまいます。適切な仕入数量の目安というのはどのように考えれば良いのでしょうか。

結論

最初に結論から言うと、その商品が直近の1ヶ月で売れた個数をカウントし、最安値のカート圏内にいる出品者の数+1で割った数を上限として仕入れるのをお勧めします。

(計算式)
仕入れ個数=その商品の直近1ヶ月間における販売個数÷(最安値圏で販売している出品者数+1)

ここからはこの結論に至るまでのロジックを深掘りして詳細にご説明していきたいと思います。

商品を売り切るまでの期間

まず考えるべきなのは、仕入れた商品を全部売り切るまでの期間です。手元資金にあまり余裕がなく、クレジットカードの引落日までに売り切りたい場合は例えば1ヶ月間、月商分くらいの余裕資金を持っている場合は2ヶ月間など、まずはこの期間を決めましょう。

(売り切るまでの期間)

資金に余裕がない場合:1ヶ月間

月商分の余裕資金がある場合:2ヶ月間

その商品が一定期間で売れる個数

その次に、その商品がその期間で売れる個数は何個かを計算します。例えば、その商品を売っている出品者が自分も含め5人いて、販売機会が均等に回ってくる場合を考えてみましょう。その商品が1ヶ月で50個売れる商品だとすると、50÷5=10で、出品者1人あたり月に10個売れる計算になります。つまり、10個仕入れると1ヶ月ですべて売れる計算になるので、売り切るまでの期間を1ヶ月とした場合、仕入れ個数の目安は10個となります。

(その商品を一定期間に自分で売り切れる個数)
その商品を自分で売れる個数=その商品が売れる個数 ÷ 出品者数

計算する際に用いる出品者の数

ここで注意したいのは、計算する際に用いる出品者の数です。Amazonでは「カート」という独自の仕組みがあり、購入者が、ある商品をどの出品者から購入するかを特に指定しなければ、カートを取得している出品者から自動的に購入する仕組みとなっています。従って、Amazonで商品を販売する際にはカートを取得することが非常に重要となります。

︎理解のための基礎知識:「カート」のしくみとは

基本的には最安値、もしくは最安値に近い価格を設定している出品者がカートを取得する権利を得ますが、カート取得権のある出品者が複数いる場合、その出品者たちの間で一定期間ごとにカートが順番に回る仕組みとなっています。従って、販売個数の計算をする際は、最安値圏に価格設定している、カート取得権のある出品者のみをカウントすれば良いことになります。

1ヶ月間に売れる個数の計算例

例えば先程とは別の例で、最安値圏での出品者が自分も含め8人いる商品を考えてみましょう。その商品が1ヶ月で56個売れる商品だとすると、56÷8=7で、カート取得権をもつ出品者1人あたり月に7個売れる計算になります。

出品者数には自分を含めること

出品者数を数える際、元々いる出品者に自分を加えることを忘れてはなりません。例えばカート圏内の出品者が7名いる場合、計算に用いる出品者はプラス1の8名となります。

応用:計算に用いる出品者数の調整について

もちろん、自分以外にも出品者が新規参入してくる可能性も大いにあるので、慎重を期すなら出品者数の見込みを少し多めにカウントするなどの調整をしましょう。また逆に、最安値圏にいる出品者の中で、先ほどの例で言うと在庫数量が7個未満の出品者もいる可能性があります。その場合は在庫切れになるとカート取得権はなくなるため、他の出品者の在庫が少ない場合は、出品者数の見込みを少し少なめにカウントするなどの調整をしましょう。

具体的な仕入れ個数の計算例

例えば直近の1ヶ月で20個売れている商品があり、その商品を最安値圏内で売っている出品者が3人いた場合、20÷(3+1)=5 なので、5個まで仕入れます。現金化まで2ヶ月待てるなら、10個まで仕入れます。

(仕入れ個数の目安)

仕入れ個数 = その商品が直近1ヶ月で売れている個数 ÷(その商品を最安値圏で販売している出品者数+1)×(現金化まで待てる月数)

︎まとめ

今回は仕入れ個数の目安について説明しました。縦積みのしすぎは資金繰りに行き詰まる大きな原因となるため、資金の少ないうちは今回の目安を踏まえた上で、気持ち少なめに仕入れるのをお勧めします。

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